格安SIMとは?
通信設備を保有し、サービスを提供している3大キャリア(docomo、au、SoftBank)が有名ですが、他にも、さまざまな企業がSIMカードを使ったインターネットや通話のサービスを提供しています。
それらの会社は、3大キャリアよりも安い料金でインターネットや音声通話機能が利用できるため、「格安SIM」と呼ばれています。
2021年3月時点(総務省発表)
・格安SIMの会社は1,000社を超えています。
・割合は、3大キャリア88.4% 格安SIM11.6%です。
総務省は、格安SIM業界を30%まで引き上げる方向で動いています。
SIMカードとは?
「SIMカード」とは、スマートフォンやタブレットの中に入っている小さいICカードのことです。
端末にSIMカードがセットされていないと、5G・4G・LTEといったモバイル回線を使ったインターネット通信や通話、SMSの送受信ができません。
なぜ安いの?
ネットワーク設備を3大キャリアから借りている
携帯電話の通信を行う基地局をはじめとするネットワーク設備を3大キャリアから借りてサービスを提供しています。自社でネットワーク設備を持っていないので、土地代や設備代等の費用が抑えられています。また設備に対するメンテナンスもなく、その費用も不要になります。
楽天モバイルは自社ネットワーク設備を構築中ですが、まだ格安SIM会社に分類されています。
開発コストがかからない
各キャリア独自の端末開発が必要無いので、その分のコストがかかりません。
ガラケー時代とは違って、今は端末自体は各キャリア共通ですが、システムが各キャリア用に改造されています。その改造にかかる費用が格安SIMには必要ありません。
店頭販売がメインではない
主にインターネットを中心に販売されています。
実店舗を設けていない格安SIM会社が大半で、テナント料や店舗運営のための費用がかからず、販売員も必要としないため、販売・営業に関わる費用もかかりません。また、広告も出さず口コミでの販売を取り入れている格安SIM会社もあり、その場合は広告宣伝費用もかかりません。
デメリット
キャリアメールが使えない
○○○@docomo.ne.jp等のキャリアメールが使えなくなります。
※docomoとauは月額有料で引き継ぎができるようになりました。
Gmail等のフリーメールがありますので、デメリットというほどのことでもありません。
メールアドレスが変わるだけです。
キャリア決済ができない
ネットやコンビニ等で買い物をする時に、携帯電話料金の支払いと合算で請求してもらうキャリア決済ができなくなります。
クレジットカードがある人はクレジットカードで買い物すれば問題ありません。
クレジットカードが無くてもデビットカードでなんとかなりますよね。
サポートが必要最低限
問い合わせは電話、メールまたはLINE等での対応となり、対面でのサポートはありません。
故障時等には代替機の貸し出しがありません。
でも、そんなに故障しますか?故障する時って買い替え時かも!?
店頭で端末(スマホ本体)が購入できない
店舗が無いので、3大キャリアみたいに店頭で購入することができませんので、ネットや中古ショップで購入することになります。
格安SIM会社によっては、新品端末を取り扱っている会社もありますが、型落ちだったり不人気機種だったりします。
本体代って高いからキャリアの時みたいに割賦で購入したいですよね。
iPhoneやXperiaならメーカー直販で24回分割手数料無料で購入できます。しかもキャリアより安いです。
別ページでiPhoneの価格比較でもやってみますので、参考にしてください。
致命的なデメリットは特にありません!